草津温泉 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

日本を代表する名泉

草津温泉は、群馬県吾妻群草津町にある温泉で、日本を代表する名泉のひとつです。
北西部には草津白根山・本白根山・逢の峰がそびえています。

泉質

草津温泉の泉質としては、基本的には酸性泉です。
場所によっては、硫黄泉なども見受けられ、酸性が強く、下流の品木ダムには酸性中和施設があります。
温泉の効果としては皮膚病・神経痛・糖尿病などです。
源泉としては、公的に管理してある大源泉が６つあるほか、ホテルなどが所有している小源泉も多数存在し、湯温も摂氏50ー90℃ときわめて高いです。

湯畑

温泉街の中心部に湧く源泉は「湯畑」といわれ、草津温泉の名物です。
湯が滝のように流れ落ちる様は全国的にもめずらしく夜間のらいとアップでは湯畑を演出しています。
「白旗温泉（しらはたおんせん）」は源頼朝が発見したといわれています。
湯畑横の共同浴場で気軽に温泉を楽しめます。
別名「賽の河原」とも呼ばれる「西の河原」は温泉街西側の荒野地帯に湧出する源泉の総称です。
一帯には遊歩道が整備されていて気軽に温泉が湧き出る様子を観察でき、ここには町営の「西の河原露天風呂」があります。
ここのお湯は万代鉱源泉から引いてきたものです。

熱の湯

「熱の湯」とは湯もみショーが行われている湯小屋の湯船の底にいまでも湧いているお湯です。
現在は白旗温泉を利用しています。
また、「地蔵の湯」は湯畑から少し入ったところにあって、名前の通り、共同浴場と湯治専門の時間湯があります。
万代鉱（ばんだいこう）といわれる1970年代に硫黄鉱山の坑道から噴出した比較的新しい源泉があり、摂氏90℃という非常に高い源泉となっていて、標高の高い地域では主にここからお湯が引かれています。
草津温泉は温泉地の中央に「湯畑」を中心とした古い風情のある温泉街です。
ほかにもリゾートホテルやペンション、「大滝の湯」「西ノ河原公園」「テルメルメ」および温泉センターなどの温泉関連施設が並びます。

周辺観光

草津温泉周辺の観光としても、「万座温泉」「四万温泉」「水上温泉」「伊香保温泉」「吾妻渓谷」「鬼押出し」「榛名湖（はるなこ）」などがあります。
「万座温泉」は緑に囲まれた上信越高原国立公園内の中の高山温泉郷で、源泉は硫黄泉で約80℃の高温の温泉です。
春は残雪と新緑、夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーと一年を通して楽しめます。
「四万温泉」は昭和29年に国民保養温泉地の指定を受けた温泉で、素晴らしい自然に囲まれた上信越国立公園に位置しています。
観光では「摩耶の滝」「小泉の滝」「奥四万ダム」「日向見薬師堂」「甌穴（おうけつ）などがあります。
「水上温泉」は群馬を代表する温泉地で、水上温泉郷をはじめ、猿と縁の深い民話の里として知られる猿ヵ京温泉郷です。
古くからの湯治場で、月夜野・上牧場温泉郷などもあります。
「伊香保温泉」は石段街で有名です。
石段の両側には温泉旅館・みやげ物屋・飲食店が軒を連ねており、石段周りの源泉は整備されているので、源泉が湧出する様子を見たり、遊歩道で散策することもできます。
温泉街と上ノ山公園を結ぶ、ロープウェイからは雄大な景色が見渡せます。
「吾妻渓谷」は川原湯温泉から約1.8kmの探勝散策路を楽しむことができ、片道40分ほどの家族向きのハイキングコースです。
そば立つ岩壁や奇岩、滝など変化に富んだ景観が続きます。
4月中旬から5月、10月下旬から11月下旬が観光にはおすすめです。

【所在地】群馬県吾妻郡草津町草津