成田山新勝寺
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不動明王信仰の寺院
成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)は、千葉県成田市にある真言宗智山派の寺で、同派の大本山のひとつで、家内安全・交通安全などを祈る護摩祈祷のために訪れる人も多いです。
不動明王信仰の寺院のひとつで、一般的には「成田不動」または「成田山」と呼ばれることが多い。
成田山新勝寺は平安時代中期に起きた「平将門の乱」の際に939年(天慶2年)に朱雀天皇の密勅によって、寛朝大僧正を東国へ遣わしたことに起源を持ちます。
明治維新以降では新勝寺は御札を通じて、戦時下の人々の精神的な助けとなりました。
「身代わり札」は「鉄砲玉から身を守る札」として日清戦争当時から軍人らに深く信仰されていたといいます。
新旧の建造物
成田山新勝寺の境内は広く新旧の建造物が並んでいて、庶民の信仰の場の雰囲気を残しています。
江戸中期〜末期の建築である仁王門・三重塔・釈迦堂・額堂・光明堂の5棟が国の重要文化財となっています。
総門は開基1070年記念事業として2006年に竣工し、境内入口に建っています。
2階部には「不動明王」や「千手観音」大日如来などの8体の木造仏像が奉安されています。
光輪閣
「光輪閣」は境内入口仁王門左方に建つ鉄筋コンクリート造建築で1975年に竣工しています。
護摩祈祷の受付や精進料理の接待など信徒向けに使われている建物です。
仁王門
「仁王門」は国の重要文化財で、参道から大本堂へと至る急な階段の途中にあります。
入母屋造りの八脚門で1830年(天保元年)の建立です。
大本堂
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「大本堂」は寺の中心となる堂で、本尊不動明王像を安置してります。
入母屋造り二重屋根の鉄筋コンクリート造りです。
三重の塔
「三重の塔」は国の重要文化財にもなっていて、大本堂の手前右手に建っています。
1712年(正徳2年)建立の塔です。
両脇の柱には十六羅漢の彫刻を施して、このほかの柱・長押・貫などの部材に地紋彫りを施すなど近世建築らしく装飾性豊かな塔です。
釈迦堂
「釈迦堂」は国の重要文化財で、大本堂左手の広場に建つ入母屋造りの仏堂です。
1858年(安政5年)建立の旧本堂です。
堂の周囲には二十四孝と五百羅漢の浮き彫りが施されています。
額堂
「額堂」は国の重要文化財で大本堂左裏の階段を上ったさきの平地に位置しています。
1861年(分久元年)に建てられた入母屋造りで、建具や壁をつくらない全面吹きはなしの堂で絵馬を掲げるための建物です。
光明堂
「光明堂」は国の重要文化財で額堂のさらに先に建つ入母屋造りの仏堂です。
釈迦堂が本堂になる前の旧本堂です。
ほかにも「一切経堂」「平和大堂」「奥乃院」「成田山公園」「薬師堂」「湯殿山権現社」「交通安全祈祷殿」などがあります。
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所在地マップ
【所在地】千葉県成田市成田
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