鎌倉の大仏
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高徳院
「鎌倉の大仏」は高徳院(こうとくいん)と行って神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院の本尊です。
「鎌倉大仏」「長谷の大仏」として知られる阿弥陀如来像(国宝)です。
山号は「大異山」で詳しくは大異山高徳院清浄泉寺といいます。
鎌倉大仏殿跡
2004年には境内一帯が「鎌倉大仏殿跡」の名称で国の史跡に指定されています。
高徳院は鎌倉のシンボルというべき大仏を本尊とするお寺ですが、開山や開基は不明であって造像の経緯についても詳しくはわかっていません。
露座の大仏
大仏は元来は大仏殿の中に安置されていて、大仏殿の存在したことは平成12年にかけてから13年にかけて実施された境内の発掘調査によって確認されています。
「太平記」にも建武2年(1335年)に大風で大仏殿が倒壊したとの記載があって「鎌倉大日記」によると応安2年(1369年)にも倒壊しています。
明応7年(1498年)の大地震の津波で流されてからは再建できず露座の大仏となっています。
大仏内部の見学
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像内は空洞で人が入ることができるようになっていて、一般参拝者も大仏内部を見学できます。
長谷の大仏
「鎌倉の大仏」は高徳院が鎌倉市長谷にあるので「長谷の大仏」と呼ばれることもあります。
数ある鎌倉の仏像の中で「国宝」の指定を受けているのが「鎌倉の大仏」ですが、たびたび戦火にあって、多くの文化財が焼失しています。
何度か修復を受けているもののほぼ建立当初をとどめている大仏は文化財としてきわめて高い価値を有します。
胎内拝観
大仏は胎内拝観をすることができ、入口としては大仏像の向かって右側にあります。
胎内に入ると内壁には格子模様が見られて、これは像が大きいために30回以上に分けて鋳造されたのを物語っています。
当時としては驚くべき高度な技術を駆使してつくられています。
境内には「観月堂内」があって高徳院は鎌倉三十三観音霊場の23番札所になっています。
観月堂内には江戸時代後期の作とみられる木造の観音菩薩像が安置されています。
もとはソウルの朝鮮王宮にあった建物を大正13年に杉野喜精氏によって目黒の私邸から高徳院へと寄贈されたものです。
付近の観光
「鎌倉の大仏」付近の観光としては鶴岡八幡宮で正月の参拝客も多く、鎌倉を訪れる多くの人たちが立ち寄ります。
京都生まれの源頼朝が鎌倉を京都のようにしたいと思い、「武家の都」にふさわしく源氏の氏神である「八幡宮」を中心におまつりしてあります。
銭洗弁財天
鎌倉で次に人気のある観光地は「銭洗弁財天」で、人気の理由はなんといってもそのご利益にあります。
境内に湧く泉でお金を洗うと、お金が何倍にも増えるといわれています。
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所在地マップ
【所在地】神奈川県鎌倉市長谷4丁目2−28
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