立山黒部アルペンルート

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山岳観光ルート

立山黒部アルペンルート(たてやまくろべアルペンルート)は、富山県中新川郡立山町の立山駅(富山地方鉄道)と、長野県大町市の扇沢駅(関電トンネルトロリーバス)とを結ぶ交通路であり、国際的にも大規模な山岳観光ルートです。

区間

最高地点は、立山登山の基点ともなる室堂で標高 2,450 m あります。
富山県側の立山から黒部湖までの区間は山岳観光や立山登山客の便を図るために作られた。
黒部ダムから扇沢の区間(途中に富山県、長野県の県境)は黒部ダム建設の資材運搬のために建設され、ダム完成後に一般の旅客に開放されました。

雪の大谷ウォーク

4月から5月にかけての観光の中心は「雪の大谷」の「雪の大谷ウォーク」(無料)です。
これは室堂から麓の方へ歩いたところにあり、15メートルから20メートルの雪の壁を目の当たりにすることができます。
3月頃からGPSで位置を確認しながら、大量の重機で除雪してできたものです。
こんなにも高い壁が可能なのは富山が豪雪地帯の南限であり、湿気を含んだ雪の重さが2倍近くもあり、パウダースノーのようにパラパラとならないからです。
雪があまり降らない台湾や韓国、タイ、マレーシア、シンガポールなどの国からの観光客に大人気のスポットとなっています。
立山少年自然の家の研修の中に「雪の大谷」見学を入れる学校も多いということです。

積雪

立山黒部アルペンルート沿いでは最も積雪の多いところで、5月中旬でも雪の廊下の壁の高さは10メートル以上もあり、そこを通過する環境に配慮したハイブリッドバスの車内は驚きと歓声でいっぱいです。
室堂に到着すると一気に視界が開けて、今バスで通り抜けた雪の廊下が自然の大きさを見せてくれます。

乗り物

また、黒部ダム観光の楽しみの一つに、アルペンルートの乗り物の数々があります。
扇沢駅から黒部ダムまで電気で走る関電トンネルトロリーバスなど、立山黒部アルペンルートでは自然環境と景観保護、クリーンエネルギーに配慮された懐かしくもあり珍しい乗り物がたくさんあります。
普段乗ることができない立山黒部アルペンルートならではの乗り物の数々も旅の楽しみの一つです。

雄大な山々

標高2,450mに位置する、アルペンルートの中心地であり観光の拠点。
眼前には有名な剱岳、立山三山をはじめ、3,000m級の雄大な山々が迫ります。
日本アルプスで最も 深い高山湖である「みくりが池」や、火山活動を目の当たりにすることができる「地獄谷」を見ることが出来ます。
自然の素晴らしさを大迫力で感じることができます。

見どころ

剱岳・立山頂上(雄山)・立山ロープウェイ・黒部ダム・弥陀ヶ原(みだがはら)高原・立山カルデラ展望台・美女平(びじょだいら)・称名滝(しょうみょうだき)・悪城の壁(あくしろのかべ)・立山カルデラ砂防博物館 ・立山博物館・芦峅雄山神社(あしくらおやまじんじゃ)と見どころが多いです。

所在地マップ

【所在地】富山県富山市

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