山代温泉

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県下有数の温泉

山代温泉(やましろおんせん)は、石川県加賀市(旧国加賀国)にある温泉で、加賀温泉郷の一角を占め、和倉、山中、片山津と並ぶ県下有数の温泉である。
また、加賀市の町名となっています。

泉質

泉質としては、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉・塩化物泉ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉アルカリ性単純温泉で、硫酸塩泉系と単純温泉系の2種類の泉質の源泉が存在します。

豊富な文化資産、伝統文化

石川県においては、山代・山中・片山津という順序で温泉地が呼ばれるように、その順序で大きさを表すものといえます。
山温泉は歓楽的な要素だけにとどまらず、豊富な文化資産、伝統文化を育んでいます。
町並みは紅殻格子が鮮やかな古い旅館や民家が点在しており、情趣を誘います。
共同風呂「山代温泉浴殿」は藩政時代から続く共同浴場です。

吉田屋窯

近世には古九谷を再興した吉田屋窯が置かれた場所で、今もその流れを汲む窯場があり、観光客に人気が高く、窯跡の展示館もあります。
古来より多くの文人墨客にも愛されており、中でも美食家であり芸術家としても知られる北大路魯山人の寓居跡は現在「いろは草庵」という名前で観光名所となっています。
はづちを楽堂は紅殻格子を基調としたオープンスペースで温泉街散策の溜まり場、様々なイベントが催されます。

開湯伝説

1300年の歴史とされる北陸随一の古湯で、行基による開湯伝説がります。
平安時代末期には現在、温泉地内に薬師如来が祀られている薬王院温泉寺の基礎を築いたと言われる明覚上人により七堂伽藍が建立され、町は大いに賑わったといわれます。

めかくしさん

寺の境内には「めかくしさん」とよばれる明覚上人供養の石造五輪塔(室町時代、国の重要文化財)があり、現在は祠が建てられていて、 戦国時代には明智光秀が訪れたともいわれます。

観光

観光としては「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」「石川県九谷焼美術館」「那谷寺」「北前船の里資料館/北前船主屋敷蔵六園」「柴山潟」があります。

ゆのくにの森

「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」は13万坪にも及ぶ自然豊かな森に、茅葺の古民家を移築した伝統工芸村で、11つの館では石川県の伝統工芸が揃っており、各館ではそれぞれの工芸品の製作過程を見ることができます。
各工房では、友禅染・ろくろ回し・上絵付・金箔貼りなど50種類以上の伝統工芸の体験ができます。

美術館

「石川県九谷焼美術館」は九谷焼の変遷が名品を鑑賞しながら学べる美術館。

目の前に四季を彩る花や樹木に包まれた公園が広がり、2階のカフェ「茶房古九谷」は、九谷焼の器でコーヒーを楽しめます。

那谷寺

「那谷寺」は加賀藩主・前田利常が再建した古刹で、俳聖・松尾芭蕉が句に詠んだことでも有名で、秋には紅葉狩りを楽しむ多くの参拝客で賑わいます。

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所在地マップ

【所在地】石川県加賀市山代温泉

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