永平寺

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曹洞宗の寺院

永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院。
總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院(大本山)です。
山号を吉祥山と称し、寺紋は久我山竜胆紋(久我竜胆紋・久我竜胆車紋)で、開山は道元、本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏です。
曹洞宗の宗祖道元は正治2年(1200年)に生まれ、父は村上源氏の流れをくむ名門久我家の久我通親であるという通説があります。

道元

道元には「天台の教えでは、人は皆生まれながらにして、本来悟っている(本覚思想)はずなのに、なぜ厳しい修行をしなければ悟りが得られないのか」という強い疑問がありました。
比叡山を下りた道元は、建保5年(1217年)建仁寺に入り、栄西の直弟子である明全に師事しました。
しかし、ここでも道元の疑問に対する答えは得られず、真の仏法を学ぶには中国(宋)で学ぶしかないと道元は考えます。

只管打坐

道元は天童山景徳寺の如浄に入門し、修行しました。
如浄の禅風はひたすら坐禅に打ち込む「只管打坐(しかんたざ)」を強調したものであり、道元の思想もその影響を受けています。
日本へ戻った道元は初め建仁寺に住し、のちには深草(京都市伏見区)に興聖寺を建立して説法と著述に励んだが、旧仏教勢力の比叡山からの激しい迫害に遭います。

出家参禅の道場

永平寺は、今から約760年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって開創された出家参禅の道場。

殿堂楼閣

大佛寺山に拠って、渓声山色豊かな幽邃の境に七堂伽藍を中心とした大小70余棟の殿堂楼閣が建ち並んでいる。

修行僧

今もつねに2百余名の修行僧が、日夜修行に励んでいます。
境内は約10万坪(33万平方メートル)の広さをもち、樹齢700年といわれる鬱蒼とした老杉に囲まれた静寂なたたずまいは、出家道場として誠にふさわしい霊域です。

観光

付近の観光では吉峰寺・興行寺・弁財天白龍王大権現・玲瓏の滝・天龍寺・松岡古墳群・永平寺口駅・松岡公園・吉峰寺キャンプ場・浄法寺山・本覚寺・・志比線刻磨崖佛・松岡藩史跡(お館の椿)・吉野ケ岳・永平寺ダム・浄法寺山青少年旅行村・四季の森文化館・ 浄法寺山 清水小場などがあります。

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所在地マップ

【所在地】福井県吉田郡永平寺町志比5−15

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