石和温泉

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春日居温泉と日の出温泉

石和温泉(いさわおんせん)は、山梨県笛吹市の旧東八代郡石和町地域にある温泉です。
石和温泉に隣接する形で市内の旧東山梨郡春日居町地域にある春日居温泉と温泉街が繋がっており、この2つの温泉街から離れたところにある日の出温泉とあわせて石和温泉郷を形成しています。
泉質としてはアルカリ性単純泉の無色無臭であり、pHは8.5~9.5程度とされています。
源泉は主に山梨県企業局が管理しており、パイプを使って各温泉宿に供給しています。
石和の地名由来は諸説ありますが、その中でも「石→胆沢→井澤→石和」となる説が古文書に残っています。
墨書で「石禾東」と書かれた土器が一宮松原遺跡で発掘されていますが、一帯は「石禾郷」と呼ばれていて土器は千数百年前のものと推測されます。

石和温泉の歴史

石和温泉の歴史としては、1961年(昭和36年)に「いすみ荘」で温泉掘削を行った際、毎分2,000L、泉温49℃の温泉が湧出し、周辺の川や田畑に流れ出したといいます。
その後即席の露天風呂が作られ、「青空温泉」と称したのがはじまりです。
石和温泉の歴史は比較的新しいもので、昭和36年に果樹園の中から突如として温泉が 湧出したところから始まっています。
湯量が多く、また東京から電車でも1時間半程度、首都圏とのアクセスの利便性が高い山梨県でもあり、奥座敷として発展しました。
石和温泉駅から笛吹川まで近津用水路を中央に東西約1kmにわたり温泉街が伸びており、全盛期の宿泊施設は大小合わせて120軒超とその規模は熱海に次ぐともいわれていました。
現在は50程度の温泉旅館が営業していて、宿泊施設は団体客向けの大型施設から家族向けの旅館、純和風の高級旅館など様々です。

石和の歴史に縁のある場所

大蔵経寺・・・仏涅槃図。
その後甲斐国守武田信成が、七堂伽藍を建立した由緒ある寺。
養老年間717~724年僧侶行基により創建しました。
石和八幡宮・・・応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の3神を祭神とする。
鎌倉時代、石和信光が鶴岡八幡宮を勧請したといわれます。
鵜飼山遠妙寺・・・文永年間、日蓮上人がこの地で鵜飼勘作の亡霊を済度。
「鵜飼伝説」謡曲「鵜飼」の舞台となっています。

新日本観光地100選

石和温泉郷は山梨県甲府盆地のほぼ中央に位置する笛吹市の町で、温泉街として新日本観光地100選に第3位に選ばれ観光地として有名です。
温泉だけでなく恵まれた自然の中で生まれた、桃、ぶどうなどの果実が特産品として喜ばれています。

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所在地マップ

【所在地】山梨県笛吹市石和町

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