渋温泉
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湯田中渋温泉郷
渋温泉(しぶおんせん)は、長野県下高井郡山ノ内町にある温泉で、一帯は「湯田中渋温泉郷」と呼ばれる温泉郷です。
泉質は単純温泉・塩化物泉で、渋温泉の旅館35軒+外湯9ヵ所に対し、源泉の本数は37ヶ所にも及びます。
いずれの源泉も高温で、60~90℃ぐらいあり、源泉により各々泉質が若干異なり効能も異なります。
豊富な湯量
地面を掘ればすぐお湯が出てしまうというくらい、源泉が数多く存在する渋温泉は、温泉王国といわれる長野県でもまれな、豊富な湯量と泉質が自慢です。
渋の全ての旅館と外湯は100%源泉掛け流しで、源泉によって成分が異なるので、鉄分が多く褐色を帯びたものから白濁するもの、緑がかったもの、無色透明など地中から湧き出たままの温泉が味わえます。
効能も神経痛から美肌までさまざまで、目的や体調に合わせて湯めぐりを楽しむことができます。
九つの外湯めぐり
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夜間瀬川支流の横湯川沿いに温泉街が広がります。
横湯川沿いの大型宿泊施設のほか、石畳の道に木造建築の旅館が並び外湯巡りが有名で共同浴場は9軒存在し、一番湯・初湯、二番湯・笹の湯、三番湯・綿の湯、四番湯・竹の湯、五番湯・松の湯、六番湯・目洗い湯、七番湯・七操の湯、八番湯・神明滝の湯、九番湯・大湯とあり、それぞれ泉質・効能が異なります。
渋温泉の宿泊者には無料で外湯の鍵が貸し出され、苦(九)労を流すと謂われる「九つの外湯めぐり」を楽しむことができます。
「巡浴祈願手拭い」という手ぬぐいと浴場の共通鍵を持ち歩きながら湯巡りをします。
大湯の他に、宿泊客以外の人でも入浴可能な日帰り入浴施設、「信玄かま風呂」と「石の湯」の2軒が存在します。
「信玄かま風呂」は温泉寺境内に存在し、蒸し風呂を楽しむことができます。
但し女性の場合、大湯の脱衣所の脇に蒸し風呂への入口があるため、共同浴場でも蒸し風呂が提供されていることになります。
開湯伝説
開湯伝説によれば、1300年前に行基が発見したとされ、戦国時代には数多く存在する武田信玄の隠し湯のひとつでありました。
武田信玄の寄進によって温泉寺が開かれ、川中島の戦いの折には傷ついた兵士を療養させた場所でもあります。
江戸時代には、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎などの文人がこの地を訪れています。
周辺観光
付近の観光では地獄谷野猿公苑があり、上林温泉から地獄谷に至る「湯道遊歩道」は一部坂がありますがほぼ平坦な道のりです。
上林温泉から地獄谷までは約2km、徒歩30分ほどの道のりです。
地獄谷へ通じる道としてだけでなく、ふもとの村に農業用水や温泉を引くための道でもあり、古くから大切に守られてきた道です。
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所在地マップ
【所在地】長野県下高井郡山ノ内町平穏
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