富士山 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

日本の象徴「富士山」・世界遺産

富士山は、山梨県（富士吉田市、南都留郡鳴沢村）と静岡県（富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町）に跨る活火山で、標高3,776m、日本最高峰（剣ヶ峰）の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られているます。
数多くの芸術作品の題材とされ、芸術面でも大きな影響を与えています。
また、ユネスコは2013年6月26日にカンボジアの首都プノンペンで開かれた世界遺産委員会にて、日本政府が推薦した「富士山」（山梨、静岡両県）を世界文化遺産に登録しました。
懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及びます。
古来霊峰とされ、特に山頂部は浅間大神が鎮座するとされたため神聖視されました。
また、噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社が祭祀され、浅間信仰が確立されました。
富士山修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるようになり、また登拝が行われるようになり、これら富士信仰は時代により多様化し、村山修験や富士講といった一派を形成するに至ります。
現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏季には富士登山が盛んです。

周辺の観光地も充実化

御殿場・富士は富士山登山や富士五湖めぐりへの玄関口で、四季変化し、様々な表情を見せる富士山の姿が望め、その美しさは多くの人を引き付けてやみません。
全国有数の酪農地帯でもあり、緑豊かな牧場、爽快な風が渡る高原の中に、美術館や博物館、キャンプ場、ゴルフ場などのレジャー施設も数多く点在します。
付近の観光では「白糸の滝」で、湾曲した絶壁の全面に大小数百の滝が絹糸のように落ちて、本滝の一部を除いてすべて湧水となっています。
春の藤・秋の紅葉は滝に色どりをそえていて、名勝・天然記念物に指定。
日本観光百選滝の部第１位になっています。

富士山の登山

富士山の登山では日本一の高峰で昔から日本人の心のふるさととして親しまれている名山で、頂上までの所要時間は、登山が５～７時間、下山は２～３時間。
お山開きの催しが富士宮浅間大社にて7月1日に毎年行われています。

富士花鳥園

「富士花鳥園」は、1年中花いっぱいの大温室は、雨の日も傘なしで見学ができます。
園内はバリアフリーで、車椅子・ベビーカーの無料貸し出しもあり、花いっぱいのレストランで食事も楽しめます。
世界中の珍しいフクロウを間近で見たり、大人気のフクロウショーを楽しんだり、インコやエミューの餌付け体験などもできます。

駒門風穴

「駒門風穴」は、富士山の爆発とともにできた溶岩洞穴のひとつで、総延長409mと規模も富士山麓では最大級といわれます。
入口部分は天井まで20mもある広々としたホール状で、天井の肋骨を思わせる溶岩流の跡や、千畳敷広場などがあり興味深いです。
照明が整っているので安心して見学できます。

【所在地】静岡県富士宮市北山