夢の吊り橋

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寸又川の峡谷にかかる橋

寸又峡は静岡県中部、川根本町にある大井川支流、寸又川の峡谷で全長16kmで、比高は100mに達します。
南アルプスの麓にある大間ダムにせき止められた人造湖の上を渡る、長さ90m高さ8mの吊り橋が夢の吊り橋です。
大間川と寸又川の合流点にかかっており、毎日色が変化するダム湖や寸又峡谷が見渡せます。
夢の吊り橋は、一度に10人しか渡れないので行楽シーズンには待ち行列ができます。
吊り橋のまん中で若い女性が恋のお祈りをすると夢が叶うとされています。
その名称については、夢に出そうな幻想的な橋という意味の他に、渡るのが怖くて夢に見そうな橋という意味合いもあります。

寸又峡の自然

寸又峡は赤石山脈の隆起と寸又川の激しい下刻作用によって、複雑に入り組んだ流れが特色で、穿入蛇行、貫流丘陵などは独特の地形です。
今でも浸食が激しく、寸又峡温泉のある大間集落付近には、元々河床があったと見られる跡があります。
上流地域は手付かずの自然が多く残っています。
林業が盛んであったため、その名残として飛龍橋や散策路が残っており、観光遊歩道として再生しています。
2002年には、遊歩百選に選ばれました。

新緑や紅葉の季節がオススメ

新緑や紅葉の季節は格別に美しく、また夏場の観光客も多く、大間ダム湖に架かっている夢の吊り橋は有名な観光名所でもあります。
寸又峡周辺には、いくつかつり橋があり、また下流の大井川には、長さが220mの「塩郷の吊橋」とか「久野脇橋」と呼ばれる「恋金橋」という、「夢の吊橋」と形状の似たとても長いつり橋があるのですが、数値的には大したことのないこの「夢の吊橋」が、人気の観光スポットとなっているところには、それなりの訳があります。
この「夢の吊橋」への遊歩道の入口には、「美人づくりの湯」として知られる「寸又峡温泉」があります。
奥大井の旅というと、「大井川鉄道」を走るSLと、トロッコ列車が人気の「南アルプスあぷとライン」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、そんな奥大井の旅の観光スポットとして知られている「寸又峡」にある温泉地が、南アルプスの麓に位置する「寸又峡温泉」です。

周辺観光

周辺の観光スポットとしては、井川湖(井川ダム)・接岨峡大井川鉄道(SL列車が走る)・静岡県県民の森(奥大井県立自然公園)があります。
井川ダム(いかわダム)は、静岡県静岡市葵区井川(ダム竣工当時は井川村)地先、一級水系 大井川本川上流部に建設されたダムです。
大井川鐵道株式会社(おおいがわてつどう)は、静岡県に路線を有する名鉄グループの中小私鉄で略称は大鐵(だいてつ)です。
奥大井県立自然公園(おくおおいけんりつしぜんこうえん)は、静岡県北部に位置する県立自然公園で、静岡県の北部、南アルプス国立公園の南に隣接した大井川上流域と、安倍川上流域に位置します。
登山基地としては、朝日岳(1826m)・前黒法師岳(1943m)・沢口山(1425m・)大無間山(2329m)・黒法師岳(2067m)などがあります。

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所在地マップ

【所在地】静岡県榛原郡川根本町千頭

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