天窓洞

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堂ヶ島

堂ヶ島(どうがしま)は、静岡県賀茂郡西伊豆町にある景勝地です。
その景色の美しさから「伊豆の松島」とも称えられます。
伊豆半島が海底火山だった時代の噴火にともなう水底土石流と、その上に降り積もった軽石・火山灰層(軽石凝灰岩)が見られ、この白い地層が波によって削られ断崖となり、堂ヶ島の特徴的な景観を造りました。
海蝕洞(波の侵食作用でできた洞窟)の天井が崩れて穴(天窓)が空いたのが天窓洞です。
天窓の周囲には遊歩道があり上から穴を眺められ、1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定された。

天然記念物

天然記念物に指定された天窓洞は、凝灰岩でできている海触洞くつです。
入口が東口、南口、西口と3 つあり、特に南口から入る洞くつは巾も広く長さは147m にも達し、中央は天井が丸く抜け落ちて天窓をなし、洞くつ内に光が射しこんでます。
季節・時間・天候により水の色が様々に変化し、何度見ても感動します。
堂ヶ島最大の魅力である天窓洞は、白い凝灰岩からできており、その地下は蜂の巣のように海蝕トンネルができています。
この洞窟への入口は、東口と南口、西口があり遊覧船はこの南口から入り中央にある天井が丸く抜け落ちた天窓まで進み、暗い洞窟の中に天井から光の帯が海面まで差し込み神秘的な光景が見られる。
昭和10年の早春に与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れ短歌にも残されています。

堂ヶ島遊歩道のコース

「島の洞 奥に窓あり 潮ゆれて 孔雀の色を 我が船に投ぐ」鉄幹
「堂ヶ島 天窓洞の 天窓を 光てくだる 春の雨かな」晶子
この天窓洞は、堂ヶ島遊歩道のコース上にあり天窓洞を上からも見ることができます。
国の天然記念物にもなっている天窓洞は、安山岩でできた海蝕洞窟で、天井の一部が丸く開いていることからこの名前があります。
洞上の遊歩道からも見られますができれば遊覧船で海から見るのがおすすめで、天窓から差し込む光が神秘的です。

周辺観光

付近には三四郎島があって、三四郎島は象島(伝兵衛島)、中ノ島、沖ノ瀬島、高島の4つからなる島の総称で、トンボロ現象が見られ、干潮時には砂州ができるため歩いて渡ることができます。
この砂州を地元住民は瀬浜と呼び、三四郎島には悲恋伝説が残っています。

堂ヶ島温泉

堂ヶ島温泉(どうがしまおんせん)は、静岡県の伊豆半島西岸、賀茂郡西伊豆町にある温泉で、泉質は硫酸塩泉 源泉温度30 - 45℃となっています。
日帰り入浴施設は、西伊豆町営の「なぎさの湯」「しおさいの湯」「せせらぎの湯」「沢田公園露天風呂」の4軒あります。
このうち、沢田公園露天風呂は岩場の上に存在する絶景の露天風呂として知られています。

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所在地マップ

【所在地】西伊豆町仁科字堂ヶ島

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