伊勢神宮 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

神宮

伊勢神宮（いせじんぐう）は、三重県伊勢市にある神社で、正式名称は地名の付かない「神宮」（じんぐう）。
他の神宮と区別するため「伊勢の神宮」と呼ぶこともあって、親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも称されるます。
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神（天照大御神）を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮（ないくう）、豊受大神宮は外宮（げくう）と呼ばれます。
内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いです。

主祭神

主祭神は以下の2柱で、皇大神宮ー内宮（ないくう） 天照坐皇大御神 （あまてらしますすめおおみかみ） で、一般には天照大御神として知られています。
豊受大神宮ー外宮（げくう） 豊受大御神 （とようけのおおみかみ）です。

豊受大神宮

豊受大神宮（外宮）「とようけだいじんぐう（げくう）」食物・穀物を司る神である豊受大御神がお祀りされています。
内宮創建から500年後に伊勢の山田原にご鎮座された「衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神」です。

皇大神宮

皇大神宮（内宮）「こうたいじんぐう（ないくう）」皇室の御祖先の神である天照大御神がお祀りされています。
垂仁天皇の26年（紀元前4年）に、神路山・島路山を源とする五十鈴川の川上にご鎮座された「日本人の総氏神」です。
また、別宮として御正宮の「わけみや」という意味で、御正宮についで尊いお宮のことで、皇大神宮（内宮）に10ヶ所、豊受大神宮（外宮）に4ヶ所の別宮があります。

参拝した日が誰でも吉日

伊勢神宮にはおみくじがなく、一般に「伊勢神宮は、参拝した日が誰でも吉日であるから」と説明されます。
「伊勢神宮では個人的な吉凶を占うことがはばかられるから」という別の説もあります。
内宮前のおかげ横丁では、犬の置物とセットになった「おかげ犬」のおみくじや「おかげ干支みくじ」が売られています。

観光

周辺の観光としては、「二見温泉の温泉・露天風呂」で伊勢市から東に10km、眼下に伊勢湾を見下ろす、伊勢湾志摩国立公園にある温泉があります。
茶褐色のにごり湯は、とても温まるお湯と評判で、付近にはには、夫婦岩や、ラッコやジュゴンで有名な鳥羽水族館、2000年の歴史を誇る伊勢神宮、スペイン村や戦国時代村といったテーマパークがあり、観光も充実しています。
ほかにも「伊勢外宮参道温泉の温泉・露天風呂」で、伊勢神宮外宮参道にある温泉です。
JR近鉄「伊勢市駅」の目の前にあり、アクセスが良好なのも魅力のひとつです。
ナトリウム塩化物泉・炭酸水素塩泉で慢性皮膚病や慢性婦人病等に効能があり、筋肉痛や神経痛、疲労回復にも効果があるといわれ伊勢神宮参拝者の疲れを癒します。

おはらい町

「おはらい町」は、内宮前にかかる宇治橋のたもとから、北へ向かう約800mの旧参宮街道沿いの町並みが「おはらい町」です。
石畳みの道の両側には、古い民家があり、神宮道場（もと神宮司庁）、祭主職舎（もと「慶光院」家）の2つの大きい建物を除けば、妻入、2階建で、外壁面が下見板張りの民家が目立ちます。
伊勢市内や参宮街道沿いの民家に妻入が多いのは、神宮社殿が平入なので、同じ平入にするのは恐れ多いと考えて、これを避けたものと地元では伝えられています。
若者からお年寄りまで幅広い人気を得ているおかげ横丁もこの一角にあります。

【所在地】三重県伊勢市宇治館町１