あべのハルカス
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日本で最も高いビル
あべのハルカス(Abeno Harukas)は、大阪市阿倍野区に立地する超高層ビルで、阿部野橋ターミナルビルの中核を担っています。
2010年(平成22年)1月9日に着工され、2014年(平成26年)3月7日に全面開業したものです。
地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビルであると同時に、日本初のスーパートール(300m以上、世界基準超高層ビル)です。
日本国内の構造物としては東京スカイツリー(634m)、東京タワー(332.6m)に次ぐ3番目の高さ(西日本はもちろん、東京23区以外でも最も高い)で、東京スカイツリーおよび東京タワーは電波塔であるため、スーパートールにはカウントされません。
名前の由来
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ビル名称の「ハルカス」は、古語の「晴るかす」に由来しており、平安時代に書かれた「伊勢物語」の第九十五段では、「いかで物ごしに対面して、おぼつかなく思ひつめたること、すこしはるかさん」という一節が記されています。
この言葉には「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味があり、ビルの上層階から晴れやかな景色を見渡して爽快感を味わえることや、多彩で充実した施設で来訪者に心地よさを感じてもらいたい、という思いが込められています。
なお、地名は「あべの」であるが、これに関しては「大阪」「天王寺」「上方」などの案もありました。
しかし、日本一の超高層ビルになることで、知名度を上げていけるのなら「あべの」を全国区にしたいという意図により「あべの」が採用されたものです。
フロア構成
フロア構成として地下2階から地上14階には、核店舗として「あべのハルカス近鉄本店」が既存の本館と合わせて売り場面積10万m2と単独の百貨店としては日本最大の規模に増床して入居しており、近鉄百貨店はこの増床に約230億円を投資しています。
「オフィスエリア」は1フロア2,400m2と大阪地区有数の広さです。
照明設備にLEDや内部吹き抜け空間を利用し、自然採光や自動調光システムを利用するなど最先端設備を多数導入して、省エネルギー性を実現するように工夫されています。
なお、オフィスのメイン照明、廊下およびロビー照明に設置されるLED照明には、同オフィスに入居しているシャープ製の製品が採用されています。
サポート機能には金融機関やカフェなどの利便施設のほか、保育園「近鉄ほいくえんハルカス」が設けられています。
「近鉄ほいくえんハルカス」は近畿日本鉄道が初めて運営する保育園で、同オフィスで働くオフィスワーカーの子供だけではなく、近鉄あべのハルカス本店やホテル、美術館に来場した客の子供の一時預かりサービスも実施されています。
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所在地マップ
【所在地】大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1−1−43
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