支笏湖

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日本最北の不凍湖

支笏湖(しこつこ)は北海道千歳市にある淡水湖のひとつで日本最北の不凍湖といわれています。
支笏洞爺国立公園に属しています。

名前の由来

名前の由来としては、アイヌ語の「シ・コッ」という大きな窪地を意味しています。
この窪地は支笏湖を水源とする千歳川が開削した深い谷を示しています。
松前藩の時代には現在の苫小牧周辺までを「志古津」と呼んでいました。
カルデラ湖で水深が深いために水底などに枯れ木があって、一度沈むとなかなか浮かんではこないこということで「死骨湖」と呼んだということもありますが、縁起が悪いということで現在の地名に改名したという説もあります。

面積

支笏湖は地理的に北海道南西部に位置しています。
湖の周囲でも約40kmで最大水深363m、平均水深265mと日本でも秋田県の田沢湖について2番目の深さとなっており、面積的にも琵琶湖と比べられるほどですが、最大水深は3倍以上となっていて、貯水量としては琵琶湖の次に多い貯水量です。
カルデラ湖としても屈斜路湖についで日本でも2番目に大きく、湖の北側には活火山があります。

支笏湖ブルー

観光としては、「千歳支笏湖氷壽まつり」と題して支笏湖の湖水を凍らせた氷のオブジェを見せる北海道を代表する冬の祭典があります。
昼は支笏湖ブルーと呼ばれるナチュラルブルーに輝いて、夜は色とりどりにライトに照らされた幻想的な世界になります。
また、支笏湖は支笏湖観光遊覧船で見てまわる事もでき、水中遊覧船ということで、船内に入ると湖のコバルトブルーが目に入ってきます。
窓の位置としては水深2mで大きさは約70cm四方で、窓も16もあり湖底を余すところなく楽しめます。
恵庭岳の裏側には、オコタンペ湖といって、北海道3大秘湖として神秘的な湖があり、周囲5kmの小さな湖ですが、天候や時間、そして見る角度によっても湖面の色が微妙に変化します。

紋別岳やキャンプ場

支笏湖から気軽に登れる山が標高866mの紋別岳です。
山頂からの景色がすばらしく、頂上からは北の方角に札幌方面、暑寒別山系、東に恵庭、千歳方面と夕張岳山系を見ることもできます。
南の方角には風不死岳、遠くには苫小牧、西には恵庭岳と大パノラマが広がっています。
支笏湖周辺の夏の観光情報では、支笏湖の湖畔に抜群のロケーションを誇るキャンプ場があり、目の前にはスーパーブルーの支笏湖が広がり、対岸には、恵庭後方に溶岩ドームが見えます。
手付かずの自然の中では、壮大な樽前山と左方には風不死岳が聳えたっています。

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所在地マップ

【所在地】北海道千歳市

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