稲佐の浜
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出雲のパワースポット
天照大神(アマテラスオオミカミ)より、国譲りの使命を受けた建御雷神(タケミカヅチ)が大国主神(オオクニヌシノカミ)と対面した場所です。
また旧暦の10月10日には、出雲大社に集まる全国の神々がこの浜から出雲へ上陸すると伝えられ、今なお神迎えの神事が行われる出雲のパワースポットのひとつとなっています。
稲佐の浜
稲佐の浜(いなさのはま)は島根県出雲市大社町にある砂浜で、国譲り神話の舞台でもあります。
「伊那佐の小濱」(「古事記」)、「五十田狭の小汀」(「日本書紀」)などの名があります。
稲佐の浜から南へ続く島根半島西部の海岸は「薗の長浜(園の長浜)」と呼ばれ、「出雲国風土記」に記載された「国引き神話」においては、島根半島と佐比売山(三瓶山)とをつなぐ綱であるとされています。
弁天島
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弁天島(べんてんじま) 稲佐の浜の中心にあって、かつては弁才天を祀っていたが、現在は豊玉毘古命を祀る。
豊玉姫神(トヨタマヒメ)は、「古事記」上巻、山幸彦と海幸彦神話に登場する女神で、海神・綿津見神(海若)の娘です。
天孫・邇々芸命が大山津見神の娘木花佐久夜毘売との間にもうけた火遠理命(=山幸彦)と結婚し、鵜茅不合葺命を生みます。
稲佐の浜に一際目立つ丸い島があります。
古くは「沖御前」といい、遥か沖にあったといわれています。
昭和60年前後までは、島の前まで波が打ち寄せていましたが、近年急に砂浜が広がり、現在では島の前まで歩いていけるようになりました。
神仏習合のころには、「弁財天」が祀られていましたが、今は豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。
地元の人には「べんてんさん」と呼ばれて親しまれており、旧暦6月15日には「灘祭り」が行なわれています。
「屏風岩(びょうぶいわ)」 大国主神と「建御雷神」がこの岩陰で国譲りの協議を行ったといわれます。
タケミカヅチ
タケミカヅチ(タケミカヅチオ)は、日本神話に登場する神で、雷神、かつ剣の神とされます。
相撲の元祖ともされる神であり、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の主神として祀られていることから鹿島神(かしまのかみ)とも呼ばれます。
「つぶて岩」は 国譲りの際、建御名方神と建御雷神が力比べをし、稲佐の浜から投げ合った岩が積み重なったといわれます。
「建御名方神(たけみなかたのかみ)」は、日本神話に登場する神です。
「塩掻島(しおかきしま)」は、 神幸祭においては、塩掻島で塩を汲み、掻いた塩を出雲大社に供えました。
民間風習
大社町の住民は毎月1日の日の早朝、稲佐の浜で海水を汲み、それから出雲大社、荒神社に参拝します。
その際、汲んだ海水を笹の葉で神前と自分の体に撒いて清め、その後、自宅に持ち帰り家族・玄関・神棚・仏壇などに撒いて清めます。
昔から代々続けられる、地元大社の民間風習が今も続いています。
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所在地マップ
【所在地】島根県出雲市大社町杵築北稲佐
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