仙酔島

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鞆の浦のシンボル的な島

仙酔島(せんすいじま)は、広島県福山市の鞆の浦に浮かぶ島で鞆の浦のシンボル的な島です。
鞆の浦(とものうら)は、広島県福山市鞆地区の沼隈半島南端にある港湾およびその周辺海域で、現在は鞆港の港周辺の市街を含めた範囲も「鞆の浦」と呼ぶことも多いが、本来「鞆の浦」とは「鞆にある入り江」という意味であり鞆港を中心とした海域のことです。
沿岸部と沖の島々一帯は「鞆公園」として国の名勝および国立公園に指定されています。

鞆の浦周辺

鞆の浦周辺は1925年に名勝・鞆公園の指定を受け、さらに1931年に制定された国立公園法において国立公園として最初に指定された地区のひとつです。
瀬戸内海国立公園)で、そのため1934年の国立公園指定当時の記念切手や絵葉書には鞆の風景が描かれているものがあります。
なお鞆の浦に含まれる島には仙酔島、つつじ島、皇后島、弁天島、玉津島、津軽島があります。
地理的には、約9000万年前の大規模な火山活動により主に溶結凝灰岩で形成されたもので地質的に非常に希少なものとなっています。

歴代の天皇陛下も訪問

古代より潮待ちの港として栄えた鞆の浦において、隣接の弁天島と共にシンボル的な存在の島で、外周約5キロほどの無人島ですが、島内にはホテルや国民宿舎・キャンプ施設があり、市営渡船で行くことが出来ます。
対岸の福禅寺対潮楼は、江戸時代を通じて朝鮮通信使のための迎賓館として使用され、1711年に対潮楼を訪れた従事官の李邦彦は、客殿から見た仙酔島や弁天島の景色にいたく感動し、「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地の意)」と賞賛したといいます。
元々、仙酔島という名前も「仙人も酔ってしまうほど美しい」”という意味があって、この島には、日本で唯一ここにしかない五色岩があります。
明治天皇、大正天皇、昭和天皇、今上天皇、皇太子徳仁親王など、明治時代以後の天皇・皇后・皇族らが好んで何度も訪問しています。

五色の岩

日本でここにしかない五色の岩が宿る島、それが仙酔島です。
瀬戸内海国立公園を代表する景勝鞆の浦から渡船で5分、太古の手つかずの自然が残る、仙人が酔うほど美しい島で、七福神の宿る島でもあります。
異次元への入り口、景観と神秘的なパワーを感じることが出来る日本の島です。
青・赤・黄・白・黒の5色の岩が海岸に延々と1キロに渡って続いています。
五色(青、赤、黄、白、黒)の岩がある場所は、天地の「氣」が集まった場所であり、太古の昔に地球のマグマが隆起して地上に突出したエネルギーの高い「ハレの地」でもあります。

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所在地マップ

【所在地】広島県福山市鞆町後地

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