丸亀城

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概要

丸亀城(まるがめじょう)は讃岐国、現在の香川県丸亀市にあった日本の城で、別名、亀山城、蓬莱城ともいいます。
丸亀市街地の南部に位置する亀山(標高66メートル)を利用し、縄張りはほぼ四角形で亀山の廻りを堀(内堀)で囲む、輪郭式の平山城です。
石垣は、緩やかであるが荒々しい野面積みと端整な算木積みの土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっています。
山麓から山頂まで4重に重ねられ、総高60メートルの石垣は日本一高く、三の丸石垣だけで一番高い部分は22メートルあります。
頂部の本丸には江戸時代に建てられた御三階櫓が現存し、この建物は唐破風や千鳥破風を施して漆喰が塗られ高さは15メートルあり、現存三重天守の中で最も小規模です。
内堀の周囲には侍屋敷が建ち並び、この周囲を外堀が方形に取り囲んでいました。
侍屋敷は明治時代に大半が取り壊され跡地に善通寺第11師団の丸亀歩兵第12連隊、裁判所や小・中学校などが建てられ、外堀は明治頃まで存在していました。

亀山公園

城跡の全域は国の史跡に指定されており亀山公園となっています。
天守のほかに大手一の門・大手二の門・御殿表門・番所・長屋が現存しており、そのうち天守・大手一の門・大手二の門は国の重要文化財に指定されています。
天守の最上階からは、瀬戸大橋など瀬戸内の風景を眺めることができます。

豆腐売りの人柱伝説

丸亀城には「豆腐売りの人柱伝説」というのがあって、 丸亀城築城の際、石垣の工事が難航したため、人柱を立てる事となりました。
雨が降る夕暮、工事現場付近を通り掛かった豆腐売りが捕えられ、無理矢理に人柱として生き埋めにされてしまったということです。
豆腐売りは雨で豆腐が売れないため、普段は通らない城の付近を偶然通り掛かったのです。
その後、石垣の工事は完成したが、それ以来、雨が降る夜にはその石垣の辺りで「とーふー とーふー」という豆腐売りの声が聞こえて来たといいます。

丸亀城桜まつり

行事としては「丸亀城桜まつり」や「丸亀お城まつり」などが行われています。
「丸亀お城まつり(まるがめおしろまつり)」では、香川県丸亀市の亀山公園(丸亀城跡)とその周辺で5月のゴールデンウィークに開催されているまつりで、主催は丸亀お城まつり協賛会です。
丸亀城天守の解体復元工事が完成し、国の重要文化財に指定された1950年に第1回を開催しています。
前夜祭として日本の太鼓まつり、丸亀観光親善大使発表会が開催されています。

関連施設

関連施設としては、「丸亀市立資料館」で、丸亀城、京極家などの歴史的資料を展示してあります。
丸亀市の歴史および民俗資料を収集、収蔵、展示紹介する資料館として1972年に開館しています。
丸亀城城郭内、天守の西にある資料館で、本館と付属の民具展示場で構成され、藩政時代の丸亀城と京極氏に関する資料のほか、美術工芸品や民具など20,000点以上を所蔵、数百点を常設展示しています。

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所在地マップ

【所在地】香川県丸亀市一番丁

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