青島（猫の島） 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

漁業が中心の島

青島（あおしま）は、瀬戸内海（伊予灘）海上に位置する愛媛県大洲市の島で、長浜港の沖合い13.5kmに位置する有人島です。
平地が少なく、わずかな平地に集落が密集していて、急斜面に家が建ち並ぶが廃屋が多いです。
もともとは無人島で、寛永年間に鰯の好漁場であることがわかり、1639年に現在の兵庫県赤穂市より与七郎なる人物が一族と共に移り住んだといわれてます。
現在でも、一本釣、建網等の漁業が中心の島です。

猫好きにはたまらない楽園

毎年8月には愛媛県無形民俗文化財に指定されている「青島の盆踊り」が行われていますが、この島には自動車も自転車も一台もなく、また、食堂、商店、自動販売機もありません。
かつては丘の上に小学校、中学校があったがどちらも廃校になっています。
現在小学校の建物は公民館として使用された後、簡易宿泊施設となったりしため、比較的きれいだが、その背後にある中学校の建物はツタに覆われ、行くための道も草に覆われて訪問するのは困難です。
青島には2013年現在、漁師4名を含む50歳代から80歳代の島民15名に対して、猫が100匹以上も生息している。
島民の数が50名を割った10年ほど前から逆に猫の数が増え始めたという。
2013年9月に青島での猫の生態を撮影した写真がブログなどに転載されたことで一躍注目を集めるようになり、猫好きの観光客が猫目当てに次々と訪れるようになりました。
「猫好きにはたまらない楽園」とも評されていて、住民の半数は猫嫌いではあるもののなんとなく共存してきたのだといいます。
猫の島、青島には島民は50～80歳代の15人に対して猫は100匹以上いるとのことだけど、見た感じ100匹じゃきかないくらいだと思う人が多いです。
猫の島として最近TVとネットで取り上げられ急に観光客が増えているということですが、それに伴って色々問題も発生していわれます。
観光客が増えて餌が増えたことで猫の数も増えているらしく、このままだと近い将来多頭飼い崩壊みたいな悲しい事態になってしまうということです。
猫には直接関係ないのだけど島には宿泊施設はおろか売店もありません。

猫への餌やり

船の便もわずかで一日2往復で、しけなどで欠航することもまれではなく、行きの便はあっても帰りの便がないこともあります。
今、問題になっているのが餌やりで、観光客が猫餌を大量に持ち込むので、今まで少ない餌で暮らしてきた猫たちは、がっついて食ます。
同じ野良でも都会の地域猫として定着してるような猫だと、満腹になれば餌にがっつくこともないと思うのだけど、ここの猫たちにとってはこの青島フィーバーの状況がはじめてなためか限度がわからず、人間がくれればくれるだけ食べてしまうということがあります。

【所在地】愛媛県大洲市長浜町青島