高知城
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日本100名城
高知城(こうちじょう)は、高知県高知市(土佐国土佐郡高知)にあった日本の城で、別名鷹城(たかじょう)といいます。
江戸時代、土佐藩の藩庁が置かれ、江戸時代に建造された天守や本丸御殿、追手門等が現存し、城跡は国の史跡に指定されています。
日本100名城に選定されていて、高知市のある高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山(標高44.4m)上に築かれた、梯郭式平山城で、山の南を流れる鏡川、北の江の口川をそれぞれ外堀として利用しています。
城全域は高知公園として開放されており、本丸御殿・天守は懐徳館という資料館として利用されています。
城の周辺には、高知市役所、高知県庁、地方裁判所、地方検察庁などの行政機関や司法機関が立ち並び高知県の行政の中心地となっています。
15棟の建造物が国の重要文化財
天守閣、追手門以下15棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。
高知城の象徴である天守閣は、高さ18.5mの3層6階、屋根入母屋造り本瓦葺き、山内一豊によって1603年(慶長8年)に築城されましたが、1727年(享保12年)の大火で消失し、現在の天守閣は1748年(寛延元年)に再建されたものです。
天守閣をはじめ、詰門(つめもん)や東西の多聞櫓(たもんやぐら)、黒鉄(くろがね)門は、いずれも重要文化財に指定されています。
天守閣のある本丸は、全国で唯一天守・御殿などの建造物がセットで残り、追手門そばの板垣退助像や山内一豊像、その妻の千代像も見どころです。
周辺観光
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付近の観光としては、「潮江天満宮」で高知市にある天満宮です。
例年、高知県では最も初詣参拝者が多く、菅原道真公の死後、その子息で土佐に流されていた高視が遺品を霊璽として創建したものです。
嘉永6年(1853)に建てられた楼門は市文化財で、特に学業成就を願う受験生の参拝が多いです。
山内神社
「山内神社」は、山内一豊と夫人、歴代土佐藩主を祀る神社で、境内に容堂公像があり、土佐山内家宝物資料館が隣接しています。
鎮守の杜は高知市の自然環境保全区域に指定されています。
近藤長次郎邸跡
「近藤長次郎邸跡」があり、近藤長次郎(1838-1866)が天保九年に饅頭屋の長男としてこの地に生まれ、坂本龍馬らとともに勝海舟の門に入り、神戸海軍操練所から亀山社中へと行動をともにします。
ユニオン号譲渡をめぐって薩長連合に一役をになうも、龍馬の不在時、英国留学を密かに計画していたことを責められて自刃する。
「おれがおったら殺しはせなんだ」と龍馬は嘆いたといいます。
温泉
温泉としては、「高知三翠園温泉」で土佐藩主の下屋敷跡に立つ老舗宿「高知城下の天然温泉 三翠園」に湧く温泉があります。
平成9年(1997)に高知市中心部に初めて湧出した湯量豊富で良質な高温泉で、露天風呂は全身を伸ばして浸かれるほど広く、宿泊棟とは別棟になる「湯殿水哉閣」の2階男湯は「一豊の湯」、3階女湯は「千代の湯」と名付けられ、功名が辻でおなじみの山内氏の城下町らしいネーミングです。
水風呂やサウナ、打たせ湯も設けられ塩分を含、むため保湿力が高く体がぽかぽかと温まります。
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所在地マップ
【所在地】高知県高知市丸ノ内1丁目2−1
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