足摺岬 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

概要

足摺岬（あしずりみさき）は、高知県南西部土佐清水市に属し、太平洋に突き出る足摺半島の先端の岬で、足摺宇和海国立公園に指定されています。
付近には小島が散在し、四国本島としても、長碆（ながはえ）地区等の存在から、実際にはわずかに四国最南端ではないが、一般には四国最南端の地（岬）として認識されています。
また、足摺崎の読みは本来「あしずりざき」が正式呼称であったが、観光地化の進展に伴い論議を経て通称の「あしずりみさき」が正式呼称となっています。
高知県を代表する観光地の一つで、JR四国・土佐くろしお鉄道の特急「あしずり」にもその名が使われています。
足摺半島南東端に位置、黒潮の打ち寄せる断崖は約80mの高さをもっていて、周囲はツバキ・ウバメガシ・ビロウ等の亜熱帯植物が密生しています。
沖合いはカツオの好漁場で、一方で台風銀座でもあり、しばしば暴風に見舞われることが多いです。
足摺半島西岸、中浜の漁師であり、幕末の政局に大きな役割を果たしたジョン万次郎（中浜万次郎）の銅像が立っていて、万次郎の遺品や当時の捕鯨・航海についての資料を展示した「ジョン万ハウス」も、岬から500m西に設置されていましたが、建物の老朽化により、2006年（平成18年）4月、あしずり港内にある「海の駅」2階へ、同ハウスにあった観光案内所は足摺岬展望入口に移転しています。

周辺の観光

周辺の観光スポットとしては、竜串・四国八十八箇所第三十八番札所　蹉陀山金剛福寺・足摺岬灯台・白山洞門 足摺山七不思議・万次郎足湯・亜熱帯自然植物園・唐人駄場・臼碆などがあります。
「竜串（たつくし」）は高知県西部の足摺岬近辺にある奇勝で、竜串海岸ともいい、土佐清水市にあり、竜を串刺したような景観から名付けられた説やアイヌ語に因む説、臥竜山の竜臥（たつふし）が転訛した説などがあります。

蹉陀山金剛福寺

四国最南端の足摺岬にたつ「蹉陀山金剛福寺」は、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開基しています。
境内にはいるとまず目につくのが大きな亀（大師亀）の石像で、海上で修業をする大師が海亀を呼び、その背に乗って海を渡ったと伝えられています。

足摺岬灯台

「足摺岬灯台（あしずりみさきとうだい）」は、高知県土佐清水市にある四国の最南端足摺岬突端に立つ白亜の大型灯台で、周辺は、足摺宇和海国立公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地にあります。

白山洞門

白山洞門（はくさんどうもん）は、高知県土佐清水市足摺岬にある海蝕洞で、高知県の天然記念物に指定されています。
足摺岬の西方にあり、花崗岩で形成された岩盤が波の浸食により洞門となっています。
足摺岬周辺には海蝕洞が数多く見られます。
高知県道27号線脇の展望所から眺めることが出来、洞門近くまで遊歩道が整備されております。

足摺七不思議

足摺七不思議は7つだけではなく、実際には21もあるといわれています。
弘法大師や金剛福寺にまつわる不思議が多いのが足摺七不思議ならではであります。
足摺岬の遊歩道を歩いているといくつか見つけることができます。
１、地獄の穴
２、大師の爪書き石
３、亀呼び場
４、一夜建立ならずの華表(とりい)
５、寝笹
６、汐の満干手水鉢
７、亀石
８、ゆるぎ石
など、その他、竜の駒、行の岩、鐘石、ア字石、亀呼び石、竜の遊び場、犬塚、午時の雨、クワズイモの群生地、天灯松、竜灯松、汐吹きの穴があります。

【所在地】高知県土佐清水市足摺岬