函館の五稜郭
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稜堡式城郭
五稜郭は北海道函館市に建造された城郭です。
日米和親条約締結により、箱館開港にともない、防衛力の強化と役所の問題を解決するため、德川家貞の命によって築造され、ヨーロッパにおける稜堡式城郭(りょうほしき城郭)を採用してあります。
稜を星形に配置しており、設計を担当したのは、洋式軍学者の武田斐三郎氏です。
現在は函館の代表的な自然豊かな観光スポットとなっています。
五稜郭が1864年(元治元)に築造されてから150年以上も経過しますが、一年を通してさまざまなイベントが行われています。
五稜郭の見どころとしては、歴史・桜・散策・冬のライトアップなどいろいろと楽しめます。
北方防備
五稜郭は「幕府が北方防備のために築造を計画したものです。
1857年からじつに7年がかりで完成しており、星型の土塁と堀に守られて中央に箱館奉行所がありましたが、4年ほど使われたのちに箱館戦争で旧幕府脱走軍の拠点となって、戦争終結後(1871年明治4年)に解体されたのでした。
現在は同じところに同様の設計・施工で建物の約3分の1が復元されており、内部では、当時の匠の技や最高級の健在を駆使した建造物を見学でき、幕末や箱館戦争に関する資料室などもあります。
お花見の名所
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五稜郭は函館随一の桜の名所となっており、とくに5月上旬にはお花見で賑わいます。
約1600本ものソメイヨシノが咲くと桜の下を散策したり、堀をボートでめぐったり、夜桜をライトアップで楽しむ人も多いです。
桜以外にも堀の外周が1800mの散策路になつている五稜郭では、四季それぞれに藤・つつじ・スイレンなど豊かな自然を楽しむことができます。
五稜郭タワー
五稜郭全貌を実感するには、隣接する五稜郭タワーに登ってみると美しい姿を一望することができます。
五稜郭タワーは五稜郭築造100周年を記念して建てられたもので、現在のタワーは2006年に新設された2代目のタワーです。
展望フロアの周囲は360度ガラス張りで眼科には五稜郭、反対側には函館山や港など函館の街並みが遠くまで見渡せます。
展望フロアには、五稜郭ゆかりの土方歳三の座像があったり、五稜郭の歴史のわかる展示コーナーもあり、
展示スペースには、五稜郭や箱館戦争などの歴史を詳しく学べるグラフィック展示や16の情景模型が設置されています。
箱館五稜郭祭り
五稜郭の季節のイベントでは、5月の箱館五稜郭祭りとして、戊辰戦争最後の戦いの舞台で、歴史を伝える大切なイベントです。
大砲や鉄砲のパフォーマンスを交えた、開城セレモニーが行われています。
また、夏場には「市民創作 函館野外劇」というドラマチックで壮大なステージがあります。
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所在地マップ
【所在地】北海道函館市五稜郭町
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