七ツ釜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

概要

七つ釜(ななつがま)とは、佐賀県唐津市の海岸に複数並んで存在する、海食洞です。
海蝕洞(かいしょくどう)とは、波浪による侵食で海食崖に形成された洞窟のことで、海岸の崖に断層や割れ目などの比較的弱い部分が存在すると、侵食が早く進むために海蝕洞が形成されます。
大きなものでは人が居住できるほどの空間となった例もあり、古代の生活跡が残されている場合もあります。
これらの場合、その多くは隆起によって、満潮時の水位より上に洞窟が持ち上がったものがほとんどです。
水面近くに形成されるものは、干満の具合により、波が来るたびに海水を中の空気と一緒に吹き出すことがあり、これを潮吹き穴と呼び、海岸が沈降した場合、海底洞窟ともなっています。
海蝕洞の中には岩を貫通し、トンネル状になったもの(洞門)も見られます。
七つ釜は、佐賀県唐津市湊町北西部に位置し、上場台地が玄界灘に落ち込む場所で、玄武岩の柱状節理が発達していることで知られます。
「屋形石の七ツ釜」(やかたいしのななつがま)として、1925年に国の天然記念物に指定され、7つの海食洞があるということから、「七ツ釜」と名付けられたが、実際には7つ以上の洞があり、呼子からは観光船が出ていて、入口から数mまでは観光船が中に入れる程の大きさのものもあります。

人気のフィッシングポイント

七つ釜の上部は天然の芝でおおわれ、休日を過ごすのには丁度よい散策地です。
近くには波戸岬、立神岩があり、天気のよい日には遠く壱岐・対馬も遠望することができます。
七ツ釜(ななつがま)は、玄武岩がその波の荒々しさで知られる玄界灘(げんかいなだ)の荒波にさらされ浸食されてできた景勝地です。
断崖は深くえぐられ、その名の通り7つの洞窟が並列し、自然の驚異を感じさせてくれます。
最大の穴で間口が3m、奥行きが110m、遊覧船でじっくり見学できます。
七ツ釜の上は草原となっていて展望台や遊歩道が整備され、多くの観光客で賑わっています。
また、七ツ釜の近辺は釣人にも人気のフィッシングポイントです。
岬の北端には神功皇后が朝鮮出兵の戦勝祈念の時土器を捨てた場所との伝承があり、皇后を祀る土器崎神社があります。

周辺の観光

周辺の観光地としては、「呼子の朝市」で、松浦町商店街の朝市通りには朝7時半から11時まで、元日を除いて毎日朝市が立ちます。
昭和10年頃現在の形で定着したもので、日本三大朝市のひとつに数えられ、平日では約50店、日祝日には約70店の露店に取れたての魚介類・野菜・果物他が並びます。

唐津城

「唐津城」は、舞鶴公園内にある「唐津城」(舞鶴城)は,舞鶴橋から見上げる姿の美しさと、天守閣からの眺めは見事なもので、虹の松原、鏡山の風光明媚な「松浦潟」の雄大な景色が一望できます。
松浦川河口の満島に城を築いたのは唐津藩主寺沢志摩守広高で、慶長13年に完成しています。
現在の天守閣は昭和41年に建てられたもので、中は「郷土資料館」になっています。
名護屋城、唐津城、松浦水軍、隠れキリシタンについての考古資料や藩政資料、考古出土品とともに唐津焼の見事な資料が展示してあります。

この観光名所のキーワード

所在地マップ

【所在地】佐賀県唐津市

※当サイトの文章データ、写真データの無断転用・転載を禁止します。
※チャート図のグラフは、サイト運営者の主観によるもので内容を保証するものではありません。

ページ先頭へ