松前城

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1606年に築城

松前城は初代藩主の松前慶広によつて1606年に築かれました。
1849(嘉永2年)には、幕府から一七世藩主・松前崇広が幕府から外国船の出没に備えて津軽海峡の警備強化を図るために城主大名となりました。
設計は当時の三大兵学者のひとりの市川一学に一任しています。最初一学は海防上から庄司山付近に築城するようにとすすめましたが、藩士たちは移転を好まず福山館を拡大して築城することになったといいます。
完成した新城は面積も約7万7800平方メートルのもので、本丸・二の丸・三の丸・楼櫓6・城門16・砲台7座を備えていました。

1854年(安政元年)に竣工

松前城は1854年(安政元年)に竣工しています。
この頃より松前城と呼ばれるようになりました。海側からの艦砲射撃に備えて砲台を備え、城壁の中には鉄板を仕込んでいて、城の本丸方の虎口から本丸までの通路はとても複雑ですが、側面からは鉄砲などで射撃しやすい構造になっていました。
天守閣や櫓、門の屋根などには寒さで凍り割れやすい粘土瓦のかわりに銅板を用いていていました。

火災による消失

1941年(昭和16年)には、国宝に指定されて戊辰の役や開拓使の取り壊しや太平洋戦争にもかろうじて残りました。
しかし、1949年には、松前役場から出火した飛び火で火災により消失しており、現在の松前城は1961年(昭和36年)に再建されたものです。
城門は往時のもので、内部は松前藩に関する文化財とアイヌ民族資料を展示する資料館になっており、資料館では蠣崎波響くの「桜下美人図」をはじめとする真筆や北前船の資料などが展示されています。

国の重要文化財

松前城は日本でも最後期の日本式城郭で、国の重要文化財に指定されています。
春には花見の名所として知れ渡って、優美な風景を楽しめます。
江戸時代の町並みを再現した全部で14棟の屋敷を揃える施設がありますが、それが松前藩屋敷で海の沖の口奉行署で藩士の屋敷で武家屋敷もあり、廻船問屋や商家、番屋、漁家など興味深い屋敷が軒を連ねています。

松前さくらまつり

「松前さくらまつり」では、武者軍団パレードやサクラ観察会、物産まつり、夜はライトアップされた松前城を楽しめます。
また、松前城と松前の街を楽しむにはおすすめのコースで桜と歴史・釣りやゴルフ、レジャーなどを楽しめます。
松前城→寺町→郷土資料館→桜資料館→松前藩屋敷で徒歩約4時間かかります。
ほかにも松前藩屋敷内で「松前杉木工品つくり」「桜押し花つくり」「よろい、町娘着付け体験」「花の百名山コース」「八十八ヶ所霊場祭り・ハイキングコース・折戸浜のキャンプ、海水浴場などの体験コースで楽しめます。

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所在地マップ

【所在地】北海道松前郡松前町松城129

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