玉名温泉 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

美人の湯

玉名温泉(たまなおんせん)は、熊本県の北西部、九州自動車道「菊水IC」から車で約20分、JR鹿児島本線「玉名駅」から車で約10分の好アクセスの場所に熊本の古湯が湯けむりを上げています。
阿蘇外輪山から有明海に流れ出る菊水川のほとりに温泉街が形成され、日本最大級の大きさを誇る「しらさぎの足湯」を中心に、立派な日本庭園を有した旅館や近代的なホテルが20軒ほど建ち並んでいます。
周辺には、縄文～弥生時代の古墳や史跡が残り、車で1時間前後の場所には豊かな自然が残る「菊池渓谷」や日本三名城の一つに数えられる「熊本城」などの見所が点在しています。
アクティブに観光した後は湯量豊富な温泉で疲れを癒し、有明海で獲れる新鮮な魚介類に舌鼓を打つのもおすすめです。
単純温泉 源泉温度40 - 45℃で、ラジウム含有量が多いとされ、美人の湯で知られています。
繁根木川沿いに約20軒の旅館、ホテルが存在し、温泉街では湯巡りチケットなどを発行しています。
公衆浴場は1軒、「玉の湯」が存在し、玉の湯は1992年（平成4年）に改築され、日帰り入浴施設にも近い雰囲気となっています。

歴史

歴史としては、開湯は約1300年前とされ、炭焼きの仕事をしていた疋野小五郎が発見したといわれています。
疋野小五郎は温泉地内の神社に祭られていて、古くは立願寺温泉と呼ばれました。
かつては、炭鉱で栄えた福岡県大牟田市から近いこともあり「三井の奥座敷」として栄えたが、現在は衰退し温泉旅館もかつての半数以下となっています。
九州新幹線の全線開通と新玉名駅の開業を控えているため、観光の起爆剤として玉名温泉の活性化が検討されています。
１３００年もの間こんこんと湧き続ける歴史のある温泉は、泉質として単純ラジウム泉でリューマチ、神経痛に効くといわれます。
疋野神社附近に広がる温泉街は、約２０軒の旅館やホテルが立ち並び、湯上がりに浴衣でフラリと歩きたくなるような温泉旅情たっぷりです。
高瀬裏川水際緑地公園では６月に肥後菖蒲65,000本が咲き乱れています。
近年では各宿とも近代化され、行楽の温泉地となっているが、シーズンによっては週末をさければのんびりと保養できます。
食べ物は、新鮮な魚介類の料理に山野菜をそえたわりと素朴な味覚を楽しめ、近くの蛇ケ谷自然公園はサクラ・ツツジの名所でもあります。
高台にあるので眺めもよく、森林浴散策コースにもなっています。
無色透明でツルッとした肌触りが特徴です。

周辺の温泉

周辺の温泉地情報としては「平山温泉」で、平山温泉は、山鹿市街から９ｋｍ離れた山あいにある静かな湯治場です。
起源は延暦年間（８世紀）といわれ、古い歴史を誇ります。
「山鹿の奥座敷」と呼ばれ、ゆっくりとした時間を過ごせる温泉情緒漂ういで湯の里です。
全国でも屈指の療養温泉として知られています。
近くに西南ノ役の古戦場や１３００年前のチブサン古墳・鍋田横穴群・弁慶穴古墳などの旧跡も多く、浴後の散策にぴったりです。
「山鹿温泉」は、菊池川と岩野川が合流する辺りに湯街が発展しています。
温泉の発見は古く、平安時代に編さんされた「和名抄」の中にもその名が見られるほどです。
湯量は豊富で古くから温泉の余り湯で洗濯する習慣もあり、「山鹿千軒たらいなし」と唄われるほどで、市街の中心地にはその泉質を気軽に楽しめる「あし湯」などもあります。
泉質はラドンを含むアルカリ性単純温泉で、泉温は39～45度で、神経痛・リューマチなどのほか美肌作用があるため女性客に好評です。

【所在地】熊本県玉名市繁根木