菊池渓谷 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

避暑地、紅葉の名所

菊池渓谷（きくちけいこく）は熊本県の菊池川上流、水源にある渓谷で、阿蘇市と菊池市に属し、避暑地、紅葉の名所として知られています。
菊池市街地から東へ約17ｋｍ、阿蘇外輪山の北西部の標高５００ｍ～８００ｍの間に位置し、1,180haの広大な面積からなる「憩いの森」です。
菊池川の源をなす菊池渓谷は、うっそうとした天然生広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる淡水は、大小さまざまな瀬と渕と滝をつくり、その変化に富む渓流と、美しい森林とがおりなす姿は絶景です。
市の中心から東へ17km、阿蘇外輪山の中腹に広がる菊池渓谷は、島原湾に注ぐ菊池川の上流にあたる清流の流れも速く、阿蘇溶岩を浸食して数々の滝を作り、瀑音をケヤキやカエデなどの広葉樹林帯にこだまさせています。
春の新緑・秋の紅葉など四季折々の景観を見せる渓谷沿いに遊歩道が作られ散策できます。
夏にはハイカー達が水辺で、凛とした感触を手足に楽しんでいます。
一帯は阿蘇外輪山を取り囲むモミ、ツガ、ケヤキなど広葉樹の原生林に覆われています。
「渓谷美の極致」と言われた状態で残っており、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区、菊池水源として名水100選に選定されています。
くまもと自然休養林菊池渓谷として森林浴の森百選や、菊池渓谷自然休養林 として水源の森百選等に選定されています。
「菊池温泉」や「阿蘇内牧温泉」の開発に伴って、この渓谷も全国に知られるようになりましたが、レジャー開発をほとんど行っていないため、遊歩道（左岸は九州自然歩道）と売店・トイレがあるぐらいで、穏やかな流れで女性的な景観を擁しています。

菊池温泉

「菊池温泉（きくちおんせん）」は、熊本県菊池市の中心部、隈府一帯にある温泉で、泉質は弱アルカリ性で肌によいため「化粧の湯」と呼ばれて湯量が豊富です。
「阿蘇内牧温泉（あそうちのまきおんせん」）は、熊本県阿蘇市（旧国肥後国）にある温泉で、阿蘇温泉郷の一つです。

見所沢山

菊池渓谷（きくちけいこく）の見所としては掛幕の滝、黎明の滝、紅葉ヶ瀬、竜ヶ淵、天狗滝、四十三万滝（日本の滝百選）広河原などがあります。
阿蘇山の外輪山の最高峰大観峰山麓に広がる「くまもと自然休養林」の広葉樹林の天然林と針葉樹林の植林帯が整備された森林で、下流21市町村にとって重要な水源林となっています。
「菊池川流域同盟」を結成し「河川を美しくする条例」を定めて、河川の監視と汚染防止、水源地域への多様な植林等の取り組みを行っています。

周辺の観光地

周辺の観光地としては、5月下旬～6月上旬に数万頭のホタルの乱舞が見られる「琵琶瀬川ホタルの里」や、「体にまつわる八つの神様」という町内に体にまつわる八つの神様「手足・耳・命・性（腰から下）・胃・イボ・目・歯」が点在しています。
玉名市営大衆浴場「玉の湯」は、昭和30年代からあり、地元の人達で賑わう公衆温泉で、弱アルカリ単純泉の湯は、無色透明で肌触りもなめらかです。
湯上がり後の肌もツルツルになる湯が２００円で楽しめるとあって、毎日たずねる常連も多く、肩コリや筋肉痛、虫刺されのカユミなどがよくなると評判で、循環湯ではないので安心して入湯することができます。
「菊水館」は、ドライブ途中や帰りに気軽に立ち寄れる温泉で、人気は露天付貸切風呂などがある家族湯「七福神」があります。
天然１００％の温泉は肌がツルツルになると評判です。

【所在地】熊本県菊池市原深葉5026