高千穂峰
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複合火山
高千穂峰(たかちほのみね)は、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する複合火山で標高は1,574m、霧島連峰の第二峰です。
典型的な成層火山であり、西部に活火山である御鉢(おはち)、東部に二ツ石の寄生火山を従えた美しい山容を示し、霧島屋久国立公園に属しています。
霧島連峰の第一峰である韓国岳が山塊中の一峰であるのに比べ、高千穂峰は都城盆地他平野部から直接望まれ、都城盆地にしばしば発生する雲海に対し山頂部が島に見えることから霧島の名の由来ともなったとされます。
付近の観光地としては、「古宮址」でかつての霧島神宮の所在地で、現在では高千穂峰の登山口です。
龍馬とおりょうもここを通って高千穂峰へ向かったと伝わります。
霧島神宮
「霧島神宮」は 、天照大神の孫・瓊瓊杵尊[ににぎのみこと]を祭った神社で、高さ23mの大鳥居をくぐり、杉木立の参道を上ると、朱塗りで入母屋造の社殿(重要文化財)と拝殿(重要文化財)が立っています。
元は高千穂峰の山頂近くにあったが、度々の火山の爆発により約500年前にこの地に移築されたものです。
現在の社殿は正徳5年(1715)に、21代薩摩藩主・島津吉貴が寄進しています。
高千穂河原
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「高千穂河原」は、高千穂峰の西麓にあり、天暦年間(947~957)に霧島神宮があったところです。
高千穂峰の登山口でもあり、登山道を兼ねた遊歩道周辺にはミヤマキリシマが群生しています。
高千穂高原ビジターセンター(入館無料)では、霧島地域の立体模型や高千穂峰頂上からの疑似体験も楽しめるほか、12分間のシアターも上映しています。
霧島神宮温泉郷
「霧島神宮温泉郷」は、神話のふるさと霧島神宮周辺に広がる温泉街で、一帯は天孫降臨伝説にまつわる霧島連山のふところだけに、神秘的な雰囲気が漂います。
霧島神宮大鳥居横には足湯も設けられていて、日本初の国立公園に指定された地域でありますが、入山規制等要確認が必要です。
15軒ほどの宿泊施設が点在し、いずれも霧島神宮に近いので観光には便利で、大型リゾートあり、料理旅館あり、昔ながらの温泉旅館ありとタイプは色々あります。
森林浴を満喫しながら入浴できる露天風呂がある宿や、桜島を遠望しながら湯につかれる露天風呂を持つ宿などもあり、日帰り入浴を受け付けている宿も多いです。
関平温泉
「関平温泉」は、霧島市の山中、石坂川上流の山あいにある温泉で、日帰り温泉施設(営業時間等要確認)として人気で、大浴場のほかにもヴィラ付きの貸切露天風呂も楽しめます。
ヴィラにはデッキチェアや冷蔵庫が完備され、利用客も多いので早めの予約が必要です。
大浴場の浴室内には、関平温泉と新床温泉の2つの源泉の湯を引いているので、豊富なミネラルを含んだ温泉を飲泉して体に取り込める「関平鉱泉」のペットボトルも人気で、温泉の下手にはボトリング工場があります。
平成26年(2014)秋には、湯治宿泊施設を取り壊し、リニューアルする予定があります。
湯之谷温泉
「湯之谷温泉」は、中津川の支流、湯之谷の谷間に湧く温泉施設です。
くつろげる雰囲気をもち、保養に最適で、登山客や霧島観光の客にも利用されています。
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所在地マップ
【所在地】宮崎県西諸県郡高原町
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