与那国島

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日本の最西端の島

与那国島(よなぐにじま)は、日本の最西端の島で南西諸島八重山列島の西端、日本最西端の地を擁す国境の島です。
八重山諸島の西端、台湾の北東に位置する島で、行政区分は沖縄県八重山郡与那国町に位置する西崎(いりざき)は、正式な日本の東西南北端の中で唯一、一般の交通機関で誰でも自由に訪れることができる場所です。
石垣島からは124kmの国境の島で、台湾宜蘭蘇澳港までは111kmしかなく、年に数回晴れて澄んだ日には水平線上に台湾の山々を望むことができます。
島は東西に細長く、ちょうどサツマイモのような形をしていて、起伏は激しいものの自転車でも3〜4時間で一周が可能な大きさがあります。

島の地質

島の地質としては、隆起珊瑚礁ではなく主に第三紀堆積岩からなるっています。
面積は小さいながら、200m級の山があるなど大変起伏が激しく、島の南海岸は波で浸食され断崖絶壁が多数あります。
南側の太平洋からは一年を通じて強い風が吹いていますが、中央の山地によって遮られ、高地までは影響があるものの、島の北側では風はそれほど強くありません。
島の東端には東崎(あがりざき)、西端には西崎(いりざき)の2つの岬があります。

主な産業

中央北部に祖納(そない)、西部に久部良(くぶら)、南部に比川(ひがわ)の3つの集落があり、町役場は祖納にあります。
主な産業は、漁業、サトウキビ農業、畜産、観光で、島の南半分及び東崎では牛馬が放牧されていて、比川の近くにはエビの養殖場もあります。
ヨナクニの名を持つもっとも有名な動物は、おそらく、世界一巨大なガといわれるヨナグニサン(アヤミハビル)で、日本では与那国島のみでなく近隣諸島にも見られ、中国、台湾をはじめアジア各地に分布しています。
北牧場および東牧場などでは日本在来馬の与那国馬が飼育されていて、与那国馬は1969年3月25日に与那国町の天然記念物に指定されています。

周辺の観光

周辺の観光地としては、「田原川湿地帯」で、田原川は宇良部岳山麓を流れ、祖納港へ注ぐ小規模な川です。
その河口から600m付近までが汽水域となっており、湿地帯となっています。
祖納の集落に近いながやま橋付近がマングローブとなっています。
このマングローブは植林によるもので、植林とは言えあまりにも集落に近いマングローブです。
「宇良部岳」は、与那国島の中央部に聳えるこの島の最高峰で、標高は231mです。
細いですが、頂上近くまで道が舗装されていて車で頂上近くまで登れます。
階段を登ると頂上で、そこからは空港や祖納の集落が一望できます。
「なんた浜」は、祖内集落沿いに伸びる、白砂が美しい浜で、琉球王朝時代、税を取りにくる役人をこの浜で迎え入れた島の娘たちの秘話が伝えられています。

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所在地マップ

【所在地】沖縄県八重山郡与那国町与那国

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