宗谷岬 人気の観光旅行スポットや名所を都道府県別に紹介

日本最北端の地

宗谷岬は北海道稚内にある岬です。
宗谷岬には「日本最北端の地」という石碑があることで知られています。
そのためこの石碑を目指してくる観光客が多いです。
岬周辺は宗谷岬集落となっていて、商店や人家が集まっています。

北海道遺産

2004年には、宗谷岬周辺の丘陵地、通称「宗谷丘陵」は北海道遺産に選定されています。
周氷河地形といってこの地形を利用した牧場などがあり、のんびりと宗谷黒牛が放牧されています。
稚内からは宗谷岬とともに観光ルートの一部として定着しています。
オホーツク海のかなたにはサハリンの島影が見えます。
絶景のビューポイントとなっていて、日本ばなれした風景を楽しめます。
宗谷岬の「日本最北端の地の碑」は北極星をモチーフに中央には北を示す「N]、台座の円形は「平和と強調」を表し、海に向かってこの地に立つと、前方三方が海、正面に43m先のサハリンの島影が浮きでます。
日本の最北端であることを実感できます。
東経は141度56分11です。
利尻島や礼文島までいくフェリーもここから出ています。

周辺の観光

宗谷岬の周辺の観光としては、「ノシップ岬（野寒布岬）」という全国でも2番目の高さをもつ紅白色の稚内灯台があります。
利尻富士や礼文島を望め、遠くの夕日に染まる光景は感動的です。
ノシップ寒流水族館もあって、大回遊水槽では、北方系のチョウザメ・ホッケ・サケ・マス・ソイ類・カレイ類など海の魚を見学できます。

道立自然公園

国道238号線の沿線地域では北オホーツク道立自然公園に指定されています。
見逃せないビューポイントが続き、白鳥で知られてクッチャロ湖の池やベニア原生花園や穏やかな丘陵地、美しい海岸線、千畳岩など自然環境の宝庫となっています。

サロベツ原野

稚内から車で約1時間のところにある「サロベツ原野」は日本有数の広大な湿原です。
６〜７月には湿原には多くの植物群落があり、夏には50種類以上の花々が咲きます。
ほかにも鳥類や小動物などの繁殖地としても知られています。
渡り鳥が羽をやすめる「ペンケ・パンケ沼」や原野を一望できる「名山台」「サロベツ原生花園」「兜沼公園」などがあります。

稚内から小樽市を結ぶルート

利尻・礼文・天売・焼尻の四島を含め、稚内から小樽市を結ぶ日本海沿岸のルートを日本海オロロンラインと呼びます。
貴重な動植物が生息する魅力ある自然環境があります。
いたるところに原生花園があって５月〜８月にかけてエゾリュウキュウキンカ・エゾカンゾウ・エゾスカシユリ・など100種類以上の花々が咲き乱れます。

ノシャップ岬

ノシャップ岬には青少年科学館があって、そこではプラネタリウムやマルチスクリーン天体観測室などもあります。
各種の実験室なども完備されて南極観測に関する資料も多いです。
歴史上の砕氷船「宗谷」「ふじ」「しらせ」など観測船の模型や南極観測で活躍した「樺太犬タロとジロ」についての資料なども数多く展示されています。

【所在地】北海道稚内市宗谷岬