御釜 (蔵王連峰)
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蔵王連峰
蔵王の火山活動としては、約100万年前からはじまったといわれ、約3万年前には山体崩壊でカルデラ湖が形成されています。
現在は東に開いた馬蹄型の外輪山となっています。
蔵王連峰は宮城県と山形県を分けている山の連なりで、奥羽山脈系のひとつで最高峰としては、中央蔵王にある熊野岳(1841m)です。
ほかにも屏風岳(1825m)、苅田岳(1758m)、杉ヶ峰(1745m)などがあります。
御釜
御釜は蔵王連峰の観光のハイライトとしてよく知られています。
蔵王五色沼にある火山湖で、天候や季節によって湖面の色が変わります。
遠刈田温泉の手前で「澄川」と合流して「松川」と名前を変え、白石川、阿武隈川を経て太平洋へと流れます。
蔵王のシンボルとして人気です。
御釜までは蔵王エコーラインから蔵王ハイラインを登った駐車場に車を止めると展望台までは徒歩で約5分です。
蔵王エコーライン
蔵王エコーラインは宮城県と山形県と結ぶ山岳道路です。
蔵王の火山岩のむき出しの風景や、約10mの「雪の壁」、蔵王特有の高山植物やその花々などを鑑賞できます。
新緑の季節、紅葉などシーズンごとに風景を楽しむことができます。
三階滝と不動滝
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「三階滝」と「不動滝」は日本の滝百選にも選定されている滝です。
落差181mと53.5mのふたつの滝は双方とも水量が非常に多いです。
季節ごとにさまざな風景を楽しむことができます。
樹氷
蔵王では樹氷を鑑賞するツアーなども組まれています。
冬期蔵王の風物詩で自生しているアオモリトドマツの葉に強い西風が乗った氷の粒が衝突してできます。
まるで、「エビのしっぽ」のようにそれは成長していきます。
蔵王連峰の高山植物
蔵王連峰には高山植物がたくさん自生しています。
「こま草」「ハクサンチドリ」「リンドウ」など。
まるでお花畑と謳われる「芝草平」は登山者に人気があります。
多くの高山植物が生息している湿地帯です。
まだ、雪が残っている6月上旬から8月上旬まで、いろとりどりの可憐な花を鑑賞することができます。
毎年4月から5月下旬まで、30種類以上、約50万株の「すいせん」を見ることができる「えぼしスキー場」は見渡す限り黄色く染まっています。
「シロヤシオツツジ(五葉ツツジ)という群生を見ることができます。
真田幸村公と文化財
蔵王町は真田幸村公ゆかりの町でもあって、1615年に大阪夏の陣に伊達政宗隊の先鋒片倉重綱の陣に真田幸村三女阿梅が送り届けられてからのことです。
次男大八は伊達家の家臣となって、現在の矢附地区、曲竹地区に領地を与えられたのです。
郷土の随所にいくつもの、足跡が残されています。
また、蔵王町にはたくさんの文化財もあって、これらはどれも蔵王町の歴史や風土を受け継ぐ貴重な財産です。
蔵王町には現在29件の指定文化財があります。
その中でも「吾妻家住宅」は広大な茅葺き屋根や、基礎周りの石基檀・石階段が築町の旧家です。
建坪は100坪を越え、50畳敷きの茶の間をはじめいくつもの座敷が設けられています。
もとは上野国吾妻本郷の武士でしたが、曲竹村に領地を得て武家から農家になったという話です。
村の代表役員を勤めたり、木綿や紅花などを扱う豪商としても知られています。
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所在地マップ
【所在地】宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
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