史跡 尾去沢鉱山
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鉱山跡を利用したテーマパーク
史跡 尾去沢鉱山(しせき おさりざわこうざん)は、秋田県鹿角市にある鉱山跡を利用したテーマパークです。
開山1300年の歴史を誇る一方で、近代的な産業遺産でもあって、近代化産業遺産に指定されています。
見学施設も江戸時代の鉱山の様子を知ることができる「石切沢通洞坑コースと、明治以降の産業遺産コース、体験コースとに分かれています。
石切沢通洞坑コース
「石切沢通洞坑コース」は坑内での「運搬設備」「坑内事務所」といった鉱山や江戸時代の鉱山の様子を見学できます。
要所時間としては、30分から40分程度です。
シュリケンケージ採掘法と呼ばれる方法で採掘した跡で、国内で現在見ることのできる採掘跡としては最大規模のものです。
人の力で掘られた大規模な空洞を見ることができます。
尾去沢鉱山には、江戸時代に掘られた坑道が完全な形で多く残されています。
幅60cm、高さ90cmでこの大きさは人が座って鎚と鏨とでとで掘る最小の坑道で、こえが江戸時代の標準的な坑道でした。
産業遺産コース
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産業遺産コースとしては、尾去沢鉱山の選鉱場跡や精錬所、鉱山事務所跡などをガイド付きのマイクロバスで巡ります。
要所時間としては約60分程度です。
産業遺産コースとしては、最大で月間10万トンの銅鉱石を処理した、国内最大級の選鉱場跡です。
今ではその基礎部分だけが残されています。
精錬所あとも残されていて、煙突の高さでも60mと土木資産に認定されています。
鉱山で働く人たちのためやその家族のために建設された娯楽施設があります。
「協和会館」といって、芸能や映画を楽しんでいました。
体験コース
体験コースとしては、「砂金堀り」「天然石堀り」「天年石万華鏡作り」「郷土文化体験」「パワーストーン手作り体験」などがあります。
鹿角市鉱山歴史館は、黄銅鉱をはじめとする尾去沢鉱山で採掘された鉱石類や坑道の模型などが展示されています。
尾去沢鉱山で採掘された多くの鉱石は「黄銅鉱」といわれる鉱物でした。
これは黄鉄鉱に比べると黄色が強く金色に輝いているということが特徴です。
尾去沢鉱山の鉱脈
尾去沢鉱山の鉱脈としては、晶洞(がま)が多く、石英など多くきれいな鉱物の結晶が産出したといいます。
坑道の深さとしても、30mごとに水平坑道がつくられていて、坑道の総延長としても、800kmに達しています。
水平坑道間をむすぶ坑道としても、立坑や堀上がり坑道があります。
尾去沢鉱山は本格的な開発として、慶長3年(1598年)にはじまります。
この鷹山は金山として開発されていたので、「西道金山」と呼ばれており、17世紀にもなると銅山として採掘が続けられました。
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所在地マップ
【所在地】秋田県鹿角市尾去沢獅子沢13
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